2013年5月30日
一般財団法人 樫尾俊雄記念財団
このたび樫尾俊雄記念財団は、故・カシオ計算機 名誉会長 樫尾 俊雄が残した発明を世の中に伝えるため、「樫尾俊雄発明記念館」を設立、6月5日より一般公開いたします。
樫尾 俊雄は、6歳の時にエジソンの伝記を読んで発明家を志しました。32歳でリレー素子を用いた世界初の小型純電気式計算機「14-A」を発明し、3人の兄弟とともにカシオ計算機株式会社を設立。科学技術用計算機や世界初のパーソナル電卓、電子時計や電子楽器など数多くの製品を生み出し、人々の生活の利便性を向上させるとともに、大量の半導体の需要を創出するなどエレクトロニクス産業の発展に貢献しました。
樫尾俊雄記念財団は、樫尾俊雄が生み出してきた発明品と発明に対する考え方を後世に伝えることを目的に、故人の長男である樫尾 隆司が中心となって2012年3月に設立されました。
今回、同財団では故人の発明品を展示・公開することで社会の発展に役立てていただくため、数多くの発明が生み出された自宅を改装し「樫尾俊雄発明記念館」を開設しました。
館内には「14-A」を初め、世界初のメモリー機能付き電卓「001」、科学技術用計算機「AL-1」、ソフトウェア型電卓「AL-1000」、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」、カード型超薄型電卓「SL-800」など、計算機関連の代表的な発明品を展示しています。「14-A」は341個のリレー素子が開閉を繰り返しながら計算する実際の動作をご覧いただけます。
今後、展示製品は時計や電子楽器など、順次拡大する予定です。
▲建物外観
▲発明の部屋
▲発明の部屋
▲創造の部屋