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  3. 「樫尾俊雄発明記念館」を設立

2014年6月5日
一般財団法人 樫尾俊雄記念財団

「樫尾俊雄発明記念館」の展示を拡大

6月10日より時計、電子楽器などを公開

このたび樫尾俊雄記念財団は「樫尾俊雄発明記念館」に「時の部屋」と「音の部屋」を新設し、時計・電子楽器などを6月10日より一般公開いたします。

時の部屋

音の部屋

「樫尾俊雄発明記念館」は、2012年5月に逝去した元カシオ計算機会長の樫尾俊雄が残した発明品を展示・公開するため、数多くの発明を生み出した自宅を改装し開設したものです。昨年6月より一般公開し、カシオ計算機の最初の製品である世界初の小型純電気式計算機「14-A」や、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」などの代表的な計算機を展示しています。

このたび公開する品目は、時計、電子楽器と事務用情報処理装置「ADPS(アドプス)」です。これらは、いずれも計算機の技術を応用して樫尾俊雄が開拓した事業分野です。世界初のオートカレンダー機能を内蔵した腕時計「カシオトロン」、さまざまな自然楽器の音色で演奏ができる電子楽器「カシオトーン201」、ユーザーによるプログラミングを不要にした「ADPS R1」などを展示します。

「時の部屋」では樫尾俊雄が「時間は1秒ずつの足し算である」と考えて計算機の技術を生かした時計を開発したこと、「音の部屋」では音楽を好んで聴いたが楽器を演奏できなかったので簡単に演奏を楽しめる楽器の開発に取り組んだことなど、発明の経緯も合わせて紹介しています。

今後も同館では展示を通じて計算、時間、音楽、情報に対する樫尾俊雄の発明と考えを伝え、役立てていただくことで社会の発展へ貢献することを目指します。

カシオトロン

カシオトーン201

ADPS R1

カシオトロン (1974年発売)
大の月・小の月も自動で判断して正しい日付を表示する「オートカレンダー機能」を世界で初めて搭載した腕時計。

カシオトーン201 (1980年発売)
自然楽器に近い音の変化を実現する「子音・母音システム」を搭載し、さまざまな自然楽器の音色で手軽に演奏が楽しめる電子キーボード。

ADPS R1(1989年発売)
ユーザーが入力した伝票を自動で整理し、コンピュータ言語によるプログラミングをしなくてもさまざまな経営情報を簡単に出力できる事務用情報処理装置。

<樫尾俊雄発明記念館の概要>

所在地
東京都世田谷区成城4-19-10
設立日
2013年5月15日
休館日
土曜、日曜、祝日、年末年始、夏季休暇(開館日はこちら
入館料
無料 (入館にはこちらで予約が必要です)

<樫尾俊雄記念財団の概要>

正式名称
一般財団法人樫尾俊雄記念財団
事業目的
樫尾俊雄発明記念館の運営など
設立日
2012年3月8日
理事長
樫尾 隆司