2017年3月7日
一般財団法人樫尾俊雄記念財団
樫尾俊雄記念財団では東京・世田谷区の「樫尾俊雄発明記念館」で、カシオ計算機の歴代の関数電卓、ゲーム電卓、電子辞書、デジタル英会話学習機を展示する特別展示「学びと遊びの電卓・電子辞書展」を「電卓の日」である3月20日(月・祝)の翌日より、期間限定(3月21日~5月10日)で開催いたします。
関数電卓
ゲーム電卓
電子辞書
デジタル英会話学習機
カシオ計算機は1950年代から開平(ルート)や三角関数が計算できる科学技術用計算機を開発。1972年には複雑な計算が手軽にできる関数電卓に進化させ、電気や建築などの技術計算や数学の学習に広く活用され、科学技術の発展に貢献してきました。また半導体技術で文字を記憶・検索できる電卓を開発し電子辞書に進化させ、近年はデジタル英会話学習機も新たに展開しています。
今回はカシオ計算機の創立60周年記念企画の第一弾として、計算機の技術から生まれ、数学や外国語などの「学び」に役立つツールとして進化を続けてきた歴代の製品を展示。関数電卓が登場する以前に広く使われていた対数表や計算尺、英会話学習に使われていたソノシート、LLカセットレコーダーなどのアナログ時代のツールも展示します。
あわせて電卓にボクシングや占いなどの「遊び」の機能を加え、1980年代に人気を博した「ゲーム電卓」も展示します。展示機には触れて遊ぶことが可能です。
1974(昭和49)年に日本の電卓生産台数が年間1000万台に達して世界一になったこと、国産の電卓が発売され10年目になったことを記念して、社団法人 日本事務機械工業会(現 一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会)によって制定されました。
元カシオ計算機会長の樫尾俊雄の自宅を改装し、カシオ計算機の最初の製品である世界初の小型純電気式計算機「14-A」をはじめ、電卓、時計、電子楽器などの、樫尾俊雄と後継者たちが残した代表的な発明品を展示しています