2024年5月17日
一般財団法人樫尾俊雄記念財団
カシオ計算機創業者の1人で発明家である樫尾俊雄の理念を社会に伝える樫尾俊雄発明記念館(運営:一般財団法人樫尾俊雄記念財団)は、第7回「樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」の作品募集を2024年5月20日(月)から9月20日(金)まで行います。
樫尾俊雄は、現在の電卓の基となる世界初の小型純電気式計算機「14-A」や世界初のオートカレンダー付きデジタル腕時計、さまざまな楽器の音が出せる電子キーボードなどを発明し、日本のエレクトロニクス産業の発展に寄与しました。その開発理念を受け継ぎ誕生した “G-SHOCK”は、世界で累計1億4千万個以上も出荷され、世界中の人々に愛用されています。
当記念館は、子どもたちに「発明の喜びを体験してもらい、樫尾俊雄のような発明家を目指すきっかけにして欲しい」という想いから、小学生を対象にした発明アイディア コンテストを毎年開催しています。
世の中の人の役に立つ、将来あったら良いと思うモノのアイディアを募集します。
従来の紙での郵送に加え、今回から、画像や動画などのデジタルデータでの応募も可能となりました。
(※HPの応募要項をご参照ください)
ご応募いただいた作品の中から選出された10名のファイナリストに、アイディアの意図や思い至った経緯などを発表していただきます。
発表者の中から高学年の部、低学年の部の最優秀賞である樫尾俊雄賞、発明記念館賞、発明アイディア奨励賞の3賞を決定し発明アイディア コンテスト ホームページ( https://hatsumeicontest.jp/contest/ )で発表いたします。
今年の発明コンテストは、デジタルデータでの応募が可能となり、とても参加しやすくなりました。今から、皆さまのアイディアに出会えることをとても楽しみにしています。全国から沢山の素晴らしいアイディアを待っています。
子どもたち みんなが発明家 事務局( ㈱スプレ・エィディー内)
〒106-0041 東京都港区麻布台2-3-22 一乗寺ビル
担当:中村・大塚・相原
TEL:03-5545-5722 / E-mail: hatsumeika@spre-ad.co.jp
【10:00~18:00 (土日祝を除く)】
【高学年の部】
東京都 杉並区立高井戸東小学校6年 冨田 莉子(とみた りこ)さん
作 品 名:手話ソングに変わる、新しい音楽体験
アイディアポイント:音の高さやリズムが目に見えるようになり、誰でも音楽を楽しめるようにしました。
【低学年の部】
東京都 サレジアン国際学園目黒星美小学校1年 瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)さん
作 品 名:センサーつきのエスカレーター 「エレンサー」またなくてもいい!
アイディアポイント:人のてをかりずまたなくていいセンサーがかんちしたらいっしゅんでたいらになるところがポイント。
【高学年の部】発明記念館賞(優秀賞)
東京都 東京学芸大学附属竹早小学校5年 白土 治子(しらと はるこ)さん
作品名:たすけeye(アイ)
アイディアポイント:視覚障害者の方が音声で周囲の状況を知る事ができるイヤホン連動型カメラつきシューズです。この「たすけeye」があれば目の不自由な方も1人でも安全に歩けます。
【低学年の部】発明記念館賞(優秀賞)
神奈川県 大西学園小学校1年 落合 秀一(おちあい しゅういち)さん
作品名:目の見えない人のためのコンタクトレンズ
アイディアポイント:太陽光パネルではつでんしてちょうおんぱセンサーとAIでまわりのことをたんちとぶんせきして、はっしんします。
【高学年の部】発明アイディア奨励賞
青森県 おいらせ町立百石小学校4年 佐々木 智香(ささき のりか)さん
作品名:手話から始まる世界平和
アイディアポイント:手話をさつえいすると言葉になる。言葉を話すと手話になる。
【低学年の部】発明アイディア奨励賞
大阪府 摂津市立別府小学校3年 藤本 あかり(ふじもと あかり)さん
作品名:手ぶらアンブレラ
アイディアポイント:雨の日に手でもたずにかさのやくわりをします。
【高学年の部】
東京都中央区立豊海小学校6年 緑川 詩織(みどりかわ しおり)さん
作品名:海洋ゴミの自動収集船 ~クワガタくんにおまかせあれ~
アイディアのポイント:世界中のみんなが協力して海洋ゴミを収集できること
【低学年の部】
北海道上川郡下川町立下川小学校1年 三浦 まりな(みうら まりな)さん
作品名:わすれんぞう
アイディアのポイント:こどもをバスにわすれない
【高学年の部】
静岡県磐田市立磐田西小学校 5年 佐藤 迪洋(さとう みちひろ)さん
作 品 名:足ツボ発電
アイディアのポイント:足ツボールを足のうらにつけて歩くと発電。たまった電気は非接触送電できて車や家電、公共の施設で使える。
【低学年の部】
青森県八戸市立小中野小学校 3年 知野 和仁(ちの かずひと)さん
作 品 名:みんな安心ゴンドラ君
アイディアのポイント:家や病いんで、かくりされたり、ねたきりの人でも、自由に外に出られるゴンドラです。
たくさんの行き先の中から行きたい場所を自分でえらべます。
長崎県長崎大学教育学部附属小学校 小林 拓眞(こばやし たくま)さん
作 品 名:オンラインゲームで集めろ!世界の海中プラゴミ!!
アイディアのポイント:楽しく遊べてプラスチックも集める事ができて一石二鳥。世界中のみんなの力でプラゴミ0(ゼロ)の海へ。
静岡県磐田市立磐田西小学校 佐藤 迪洋(さとう みちひろ)さん・佐藤 知海(さとう ともみ)さん
作 品 名:日本の文化と伝とうを守る「スーパー瓦」
アイディアのポイント:日本中の重よう文化財で使える
東京都大田区立清水窪小学校 谷口 青(たにぐち はる)さん
作 品 名:「進め!光美海丸(みつみかいまる)海をきれいに」
アイディアのポイント:ビニールとプラゴミを回収し、ビニールを食べた生物に薬を上げるロボット船です。
樫尾俊雄発明記念館は、カシオ計算機の創業者の一人で、世界初の小型純電気式計算機「14-A」など数多くの製品を生み出した発明家 樫尾俊雄の発明の志を後世に伝えるため、カシオ計算機の歴史的製品を展示しています。また、次代を担う子どもたちに、樫尾俊雄の発明への志を伝えるべく、小学生を対象にした夏の特別展示や体験教室、また全国の小学校を対象に、発明のヒントや考え方などを学ぶワークショップを実施。
2018年からは、発明を通じて社会に貢献する喜びをより多くの子どもたちに知ってもらうため、「発明アイディア コンテスト」を企画し、「人の役に立つもの」「日常生活に便利なもの」「未来の世界であったらいいなと思うもの」をテーマに作品募集を行っています。
外観
発明の部屋
樫尾俊雄が兄弟とともに開発した小型純電気式計算機「14-A」を展示しています